インターネットFAXにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?今回はインターネットFAXのデメリットについて解説します。

1.インターネット環境がないとFAX送信・受信ができない

インターネットFAXはインターネット回線の通信網を利用して、FAX送信・受信をする仕組みです。

現代ではほとんど存在しないと思いますが

  • インターネット環境がない会社
  • インターネット環境がない家
  • wifiや携帯の電波が圏外の場所

からでは、FAX送信も、FAX受信もできなくなってしまうデメリットがあります。

2.簡単だからこそ、誤送信のリスクは高くなる

インターネットFAXはFAX送信時は指定のメールアドレスに、相手先のFAX番号を先頭につけて、添付ファイルを添付してメールを送る形になります。

メールアドレスに

FAX番号(03********)@**fax.co.p

とつけて送信するだけなのです。

このAX送信は簡単だからこそ、メールと同じように誤送信のリスクも高まっていると言っていいでしょう。

FAX機で送信するときは番号を確認しながら、書類も再確認して送りますが、メール型だとFAX番号の打ち間違え、添付ファイル間違えが起きてしまう可能性があるのです。

インターネットFAXを使う場合は、誤送信を回避するためのアドレス帳登録や添付ファイルの送信前確認を徹底することをおすすめします。

FAX受信時にも、メールの振り分け設定をきちんとしておかないとFAX受信を見逃してしまう可能性があります。通常のFAX機で紙で受信をしていれば、発生しにくい「受信に気付かない。」というミスが起こりうるのです。

3.ほとんど利用しないならコスト高になる!?

FAX自体をほとんど利用しない会社にとっては、月額料金が発生するインターネットFAXの方が割高になってしまう可能性があります。

少しでも使っていれば、インターネットFAXの方が割安になるケースがほとんどなのですが、実際の利用状況とインターネットFAXにした場合のコストの比較はすべきです。

4.PCスキルの低い方が利用しにくい

経営者が60代、70代の中小企業だと、経理がいくらインターネットFAXが良いと言っても、パソコンやスマホで操作するよりも、「FAX機の方が安心できる」という固定概念がある方も増えてしまいます。

PCの操作スキルが低い方にとっては、手間が増えるように感じてしまう方も多いのです。

まとめ

インターネットFAXのデメリットは、総じて「インターネットを使うこと」に起因します。

  • インターネット接続ができなければ利用できない
  • 簡単だからこそ、誤送信リスクがある
  • メール受信で見逃してしまう可能性も増える
  • PCスキルが低い方には手間になる可能性がある

という点が挙げられます。インターネットFAXのメリットデメリットも踏まえたうえで、導入を検討することをおすすめします。